
褒めることの効果
2019年7月16日
本日は、心理学のお話。
発達心理学者エリザベス・ハーロック博士が行った調査で、興味深いデータがあります。
それは、テストを返却する際の教師の態度で、同じ教室内でテストを受ける生徒(問題や時間は同一)にどんな影響が出るのかとういうもの。
テストを返す際、教師が生徒に対し
①どんな点数でも、できたところを褒める
②どんな点数でも、できてないところを叱る
③どんな点数でも、無視する(何も言わない)
という3つのグループに分けて、その後5日間の成績がどうなるかを見ました。
それぞれの結果は、
①グループの生徒→71%が成績アップ
②グループの生徒→19%が成績アップ
③グループの生徒→5%が成績アップ
という結果に。
②グループの生徒は、2日目に成績アップするも、それ以降は低下するようになっていきました。
また、③グループは、ほとんど変化なし。
この調査から、「人は叱られたり放任されるよりも、褒められた方がやる気や成果が上がる」ということが分かりました。
部下や後輩、そして自分自身にもかける言葉は
ほめ言葉の方が効果的ということですね( ^^ )
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