
色で時間が変わる?
2019年4月21日
今日は色による時間の感じ方の違いをご紹介したいと思います。
色には暖色系と寒色系という分類の仕方があります。
暖色系とは、赤、オレンジ、ピンク、黄色系の色。
寒色系とは、水色、青、青緑、青紫などの青系と白や黒。
ちなみに、暖色でも寒色でもない、緑や紫は中間色といわれます。
名前の通り、暖色は暖かく感じますし、寒色は冷たく感じます。
実際、実験により体感温度が2〜3度違うことも証明されています。
この暖色と寒色ですが、実は暖色の方が実際の時間より長く感じさせる働きがあります。
赤色の部屋では、実際の時間より2倍くらい長く感じるという説も。
つまり、赤い部屋に1時間いると、2時間くらいいたように感じるということですね。
レストランやファーストフードの内装は暖色が多いですが、
これは食欲を増す効果と回転率が上がる(短い時間でも、実際の滞在時間より長くいたと感じ充分満喫したと感じるため)効果があるのですね。
そして寒色では、実際の時間より短く感じさせる働きがあります。
こちらは時間の経過感覚が半分くらいになるみたいです。
つまり、1時間いても、30分しか経っていないように感じるということですね。
長時間の単純なライン作業をする工場の内装や、
会議室などには寒色がもってこいですね( ^ω^ )
こんな風にビジネスにおいても、色は重要な役割を担っています。
参考書籍:人生が豊かになる色彩心理