心理学

コンプレックスができるとき

本日は、「コンプレックスはどのようにできるか」をテーマに書きたいと思います。

ユングは連想実験により、無意識内になんらかの感情によって結ばれている心的内容の集まりである「コンプレックス」という存在を考え出しました。

 

このコンプレックスの中核となる典型的なものが、心的外傷(トラウマ)です。

この心的外傷とは、意識内には受け入れがたかった経験であり、無意識のなかに抑圧して生きていくことになります。

この経験に伴う恐怖感、嫌悪感などの感情も一緒に抑圧されて、

その後、同じような感情を伴う経験がだんだんとこれに吸収されていきます。

そうして、どんどん大きくなっていきます。

言語連想実験では、このかたまり(コンプレックス)に触れる言葉があると、

無意識に反応が遅れたりすることがあったということですね。

このように、コンプレックスは私たちの意識体系の中心機能(自我)の働きを乱します。

生活のなかでしてしまう言い間違いや偶然の失敗も、

実は、無意識内におけるコンプレックスの働きによるものが多いそうです。

このコンプレックスの力が非常に強くなった最たるものが二重人格で、自我と主権を交代したような現象が起こります。

これほど特殊なケースは少ないですが、誰でも無数のコンプレックスはもっていると考えられています。

そんな中で、私たちの自我は、コンプレックスから自分を守るために、いろいろな防衛方法をとります。

次回は、防衛方法の1つである「投影」について書く予定です(^^)

参考書籍→『ユング心理学入門

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