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花言葉とは②

↑キジムシロ

 

さて、今日ももう少し花言葉についてお付き合いくださいませ(^^)

昨日のおさらいですが、

花言葉とは、18世紀のトルコで使われていたセラムがヨーロッパで変化したものということでした。

では、ヨーロッパで花言葉が作られる際、

どのようにそれぞれの花に象徴性を見いだし、言葉を当てはめていったのでしょうか?

これには、主に2つの方法があったと考えられています。

①メタファー(隠喩)

色、香り、形態、成長の仕方の特徴といった要素によるものです。

例えば、色の象徴性を取り入れたものにバラがあります。

バラは色によってその花言葉が異なります。

・赤愛、情熱

・ピンクしとやか、可愛い人

・白清純、恋を知らない心(白のまっしろなイメージから)

・オレンジ無邪気、絆

どれも色からイメージできますね。

 

また、成長の仕方の特徴によるものでは、

・キジムシロ母親の愛情、大切にされた娘(雨が降った際、葉が花を包み込むことから)

・オレンジ寛大さ、気前のよさ(花が咲いているときにも実をつけることから)

などがあります。

 

②メトニミー(換喩)

(換喩とは、あるものを、それが持っている一部のもので置き換えて表現すること)

古典、食料、薬草といった要素によるものです。

例えば古典では、

水仙自己愛、エゴイズム

(ギリシャ神話のナルキッソスの化身の花である水仙。ちなみに現代で使われているナルシストという語はこのナルキッソスが語源)

食料では、

コムギ繁栄、富み

 

こんな風に、昔の人はそれぞれのお花の象徴となることば、

花言葉を創造していったんですね。

色彩でもその色が持つイメージは、人によって様々です。

でも大体の人が共通して持つイメージというものがあります。

お花もそれと一緒ですよね。

赤いバラを見て、「繊細さ」「大人しさ」を感じる人はそんなにいないのではないでしょうか?

大体の人は、「情熱」や「強さ」を感じると思います。

お花はなんにも、言葉を発していないのに不思議ですね。

ユング心理学でも「象徴」というのは、

1つのキーワードなのですが、

今回花ことばを通じて改めて象徴の多様性と奥深さを

垣間見れた気がします。

今度お花を見かけたとき、

ぜひそのお花からどんな印象を受けるか、味わってみてください。

お花が何かを語りかけてくれるかも知れませんよ(^^)

 

参考書籍

『花ことば ー起源と歴史を探るー』

 

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