
最初に花を贈った人
2019年5月12日
現代では、私たちは当たり前のように誰かにお花を贈ります。
本日「母の日」もそうですし、誕生日や入学などのお祝い、お見舞い、また、追悼の気持ちを込めて。
一体いつから誰かに花を添えたいと思うようになったのでしょうか?
アメリカのR・S・ソレッキさんが発表した説によると、
「ネアンデルタール人が最初ではないか」と言われています。
イラクのシャニダール洞窟で、たくさんの花を供えたネアンデルタール人の死者の埋葬の痕跡が発見され、提唱されました。
まだまだ賛否はある説だそうです。
ちなみに、ネアンデルタール人は私たちヒトの直接の祖先ではなく、
約60万年前に分岐した亜種とされています。
6万年前のネアンデルタール人が、「追悼」の意味を込めていたのかは、定かではありません。
現代の私たちの「考え」とひょっとしたら同じかも知れないし、
はたまた、全く異なる考え方や感じ方をして、私たちが想像できない意味が
そこには含まれていたのかも知れません。
しかしながら、「花」になにか特別な思い入れがあったということは言えるのではないでしょうか。
私と同じように、お花に癒されたり、美しいと感じていたのかなぁ……。
何十万年と遠いとお〜い、先祖の親戚さんに、少し親近感が湧きました( ^^ )
参考書籍→『人はなぜ花を愛でるのか』
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