
コンプレックスの投影
2019年8月25日
さて、本日は前回の続きです。
コンプレックスは自我の統制は効かない
自分の中にいる他人のようなものです。
私たちはそんなコンプレックスから自分のこころを守るために
様々な防衛方法を取ります。
そんな防衛方法の1つで、
『ユング心理学入門』の中でも
著者が重要と見ている「投影」というはたらきがあります。
これは、自分のコンプレックスを認知することを避け、
外部の他人に「投影」して、自分の安全を図るはたらきです。
「あの人は自分勝手な人だ」
「あの人は自慢しいだ」
など、誰しも他人に感じることはあると思います。
でも、本当は、それは自分の心の中にいるコンプレックスという他人を、
外界の他人に「投影」しているだけなのかも知れません。
まさに、鏡のようなものですね。
私たちは、自分の心の中にあるものを
外界に写し出してフィードバックしているということでしょうか。
他人に対して感じる感情は、
自分の心を知る上で、とっても大切なものなのですね(^^)
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