
内向的感情型
2019年7月7日
ユングの8つの性格類型。
第4回目の今回は、内向的感情型です。
外向的感情型の人は外界の客体と一致する「感情」でしたが、
内向的感情型の人は、自分の気持ちが主体の「感情」。
このタイプの人は、外からみると、
一見おとなしそうで愛嬌もなく、喜怒哀楽もないように感じられます。
しかしながら、普段はそれを外には出さないだけなのです。
実際は、こころの中では様々な感情が存在しており、
深い思いやりや細やかな感情をもっています。
一方、外界との関係があまりになおざりになると、自身の感情判断を押し通そうとし、自己中心的で我が儘と捉えられることも。
歴史に残るような奉仕活動をしたり、高い芸術性を示すこともあります。
福祉のお仕事や、芸術家に多いタイプです。
このタイプの劣等機能は、外向的思考。
事実を見つけ発展させ、秩序を形成させたり、理論立てることが苦手。
よって、数少ない概念で多くのことを説明しようとしてしまったりもします。
フロイトが、この内向的感情タイプであったのでは?と言われています。
彼の夢解釈は、ほぼ全てが性と関連づけられていることから、
そういう説もあるようです。
ちなみに、フロイトとは初めて「無意識」という概念を提唱した19世紀の精神科医。
現代の心理療法、精神分析に大きく影響を与えた人物です。
内向的感情型タイプの方は、
自分の「考え」の証拠として挙げた事実が、「他の考え」も生み出せるのではないか?と
再考することで、劣等機能の思考を鍛えることが出来ますね( ^^ )
いちばん近くにいる自分のことって、不思議で神秘で、よく分からないですよね。
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